トリートメントの講座に、開催するサロンへお邪魔しました。
セラピストの綾子さんは、明るい色のパンジャビを来て、三つ編みにし、お顔立ちも美しいので、まるでインド人のセラピストさんそのものです。
サロンもあちこちに神さまが飾られていて、陽がやわらかく射し、ジャスミンの花も香りとても居心地の良い場所です。
綾子さんはヴェーダーンタもサンスクリット語も真摯に学ばれています。
そのことを知っているからか、または、わたし自身が知識を得たからなのか、神さまを丁寧に扱っている人、神さまの扱いを知っている人、神さまと自分の関係を勉強している人とその空間は美しいもので、その場所に行くと安心します。飾りじゃなく、盲信でなく、きちんと理解している人の祭壇は、その人の心の中のように整理され、美しいです。
南インドの武術カラリパヤットの道場には7つの祭壇があると聞いたことがあり、身体を動かすスペース以外は壁沿いはすべて祭壇で、朝もプージャーからはじまるそうです。
武術も、施術も、そして、音楽や舞踊や文学も、精神的な基盤はヴェーダの世界観です。それを知っていて、祭壇のない場所もあります。神さまとの関係を知る、理解する時間や場所は、教えてくださる先生はいらっしゃるし、門は大きく開けているのに!
そう、いくら儲かっているサロンでも、祭壇がなければただのマッサージやさん。
いくら有名なインド音楽家でも、祭壇がなければ、ただの楽器が上手な人、でしょう。
食堂を開いた友人も、熱心なヴェーダーンタの勉強家さん。
食堂にも祭壇がちゃんとありました。安心。
トリートメントをすること、ひとつとっても、自分と世界の関わりは祭壇を通じてちゃんと在るのです。
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